音大の「小論文」試験について

音大「小論文」試験の対策・何が見られてる?

こんにちは♪音大受験アカデミー代表の矢野葵です。

音大の入試というと実技試験のイメージが強いと思いますが、大学や専攻によっては、小論文の試験があります。

音楽学、アートマネジメントといった研究・ビジネス系の専攻はもちろん、実技系の専攻でも、小論文を選択して受験できるところが増えてきました。また、音大に限らず、青山学院大学比較芸術学科など、一般大学で芸術・音楽系の小論文試験が課される場合もあります。

このような特殊なジャンルの小論文の話題には、予備校の小論文講師や高校の国語の先生には対応してもらえないことが多く、どう対策すればいいの?と困っている受験生も多いでしょう。

そこで今回は、「音楽・芸術系」「音大入試」に特化した小論文の対策についてお話しします!

小論文試験では何が見られる?

音大入試で小論文試験が課される際、どんなところを見られているのでしょうか?

私は、大きく分けると ⑴ 論述の能力があるか(=基本的な小論文が書けるか)、⑵ 音楽・芸術に対する自分の考えを持っているか、の2つだと思っています。

それぞれ、詳しく解説しますね。

 

⑴ 論述の能力があるか(=基本的な小論文が書けるか)

音楽学などの研究系の専攻に進んだ場合、大学でも論文を執筆することがありますし、将来的に学者の道に進む場合もあるでしょう。また、近年増えているアートマネジメントやプロデュースなどのビジネス系の専攻や、コンピュータ音楽系の専攻でも、自分の考えを言語化して発信することは重視されていると思います。さらに従来の器楽専攻などでも小論文試験が課されるようになっている傾向をみると、これからの時代、社会や人と関わりながら活動できる、コミュニケーション能力や言語能力が求められているのだと思います。

では、「論述の能力」とは、具体的にどのようなことを指すのでしょうか。

・作文(=一文を正しい文法で書く)能力

・課題文章、設問の読解力

・文章をわかりやすく構成するための論理的思考力

・説得力のある客観的な文章が書けるか

などが挙げられるでしょう。もちろん、大学によって出題のされ方が違ったり、求められているもことが若干異なる場合もあります。

また、芸術・音楽系の小論文の特徴として、「自分の過去の経験」や「今後の活動の展望」などといった、主観的なことを聞いてくることもあります。

通常、「論文」というと、「エッセイ」や「感想文」と違い、どれだけ客観性のある文章で読み手を説得できるかが重要ですから、これは芸術・音楽系の小論文の大きな特徴と言えるでしょう。

 

⑵ 音楽・芸術のテーマに対応できる話題や自分の考えを持っているか

上記の「論述の能力があるか(=基本的な小論文が書けるか)」は前提のスキルとして、最終的に重要になってくるのは、「論文の書き方」よりも「話題・主張」の部分でしょう。

試験当日、どんなテーマが出題されても落ち着いて対応できるように、芸術・音楽の様々な話題を抑えておく必要があります(どの程度までやっておく必要があるかは、志望校によってかなり変わります)。

そもそも、芸術や音楽という世界は、明確な正解があるものではありませんよね。ですから、今後そのような道に進む人は、音楽・芸術に対する幅広い知識や、多角的に深く考える力、自分なりの主張を持っている必要があるのです。

また、「大学で学びたいこと」や「志望理由」などを問われるような場合は、その大学・コースの特徴に合った考え方や知識を持っておくことも必要になります。例えば、「芸術音楽」と「商業音楽」という言葉がありますよね。一見、同じようなことが学べそうな大学・コースでも、「芸術音楽」と「商業音楽」のどちらの側面が強いのかは様々です。特に「最近になって音楽をちゃんと学び始めた」という人は、芸術の世界にいる人にとっては当たり前の芸術に対する考え方が身についていないという場合が多いと思います。

音大入試の小論文試験では、志望校・コースの雰囲気や特徴を意識しながら、幅広いテーマに触れ、話題や考え方を蓄えておくことが大切なのです。そのためには、音楽・芸術分野に詳しい先生に添削をしてもらうのが一番の対策だと思っています。自力で過去問を10年分解いてみたり、毎週学校の国語の先生に小論文の書き方を教えてもらったりするよりも、専門的な知識に対応してもらえる添削を3回受ける方が、格段に点数を上げることができます!!

 

専門的なテーマも、ネット上なら気軽に添削してもらえる!

音大受験アカデミーでは、音楽・芸術系の分野を専門とした小論文のネット添削を行っています!

私は、これまでたくさんの音大受験生の小論文指導をしてきましたが、小論文における得意・不得意は人それぞれだなと本当に思います。

例えば、

・論理的な構成を組み立てることも文を書くのも得意だけど、いきなり出されたテーマに対して何を書けばいいのか思い浮かばない

・作文はすごく得意だけど、まず文章から考えてしまうので、結局「小説」や「エッセイ」のような文章になってしまう

・幅広い知識や自分なりの考えは持っているが、それを伝えようとするとどうしても文字数をオーバーしてしまう

など、、、本当に様々な受験生を見てきました。

音大受験アカデミーの小論文添削では、そのような一人ひとりの得意不得意を把握し、必要なことだけ指導するので、効率的に対策できるのが強みです。

お好きなタイミングで提出していただき、添削指導を行います。さらに、志望校に合わせた専門的な話題の提供や、自習のアドバイスも行っています。

小論文ネット添削講座については こちら をご覧ください!

 

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